「隣の家の少女」
2005年 03月 11日
「隣の家の少女」
(ジャック・ケッチャム著/金子浩訳/扶桑社ミステリー/720円)
この小説はタダモノではありません。表向き、かなりエグイです。痛いです。ハッピーエンドを好む方は読まないで下さい。なのであまり人にはお勧めできません(爆)。
あらすじは、虐待されている隣の家の少女をのぞく少年の話、というか虐待される少女の話?なのですが、最後の最後まで徹底して残酷です。だから、この本のどこがいいの?と嫌悪感しか残らない読者も多い思います。読んでいて気持ち悪くなって、途中で読むのをやめてしまう人が多いかもしれません。私も一度途中で読むのをやめようかと思ったのですが、どうしても気になって再び気を取りなおし、再チャレンジで冒頭から読み直してみました。
そうやってようやく最後まで読んでみて、やっとほんの少し、なぜこの作品がこれほどまでに【作家・書評家などのクロウト連中から】絶賛されているのかが見えてきたような気がします。
そしてたどり着いたのが、これは……タダモノではないという結論でした。ジャック・ケッチャムが、作家として選ばざるを得なかった深遠なるテーマと、衝撃的で実験的な試みの結果生まれた作品と言うか、つまりこれは「あまりにも前衛的すぎた作品」なのです……。
名作として一般社会に受け入れられるのは100年後くらいかもしれませんね。というわけで買いです。間違いなく買いです!!
(ジャック・ケッチャム著/金子浩訳/扶桑社ミステリー/720円)
この小説はタダモノではありません。表向き、かなりエグイです。痛いです。ハッピーエンドを好む方は読まないで下さい。なのであまり人にはお勧めできません(爆)。
あらすじは、虐待されている隣の家の少女をのぞく少年の話、というか虐待される少女の話?なのですが、最後の最後まで徹底して残酷です。だから、この本のどこがいいの?と嫌悪感しか残らない読者も多い思います。読んでいて気持ち悪くなって、途中で読むのをやめてしまう人が多いかもしれません。私も一度途中で読むのをやめようかと思ったのですが、どうしても気になって再び気を取りなおし、再チャレンジで冒頭から読み直してみました。
そうやってようやく最後まで読んでみて、やっとほんの少し、なぜこの作品がこれほどまでに【作家・書評家などのクロウト連中から】絶賛されているのかが見えてきたような気がします。
そしてたどり着いたのが、これは……タダモノではないという結論でした。ジャック・ケッチャムが、作家として選ばざるを得なかった深遠なるテーマと、衝撃的で実験的な試みの結果生まれた作品と言うか、つまりこれは「あまりにも前衛的すぎた作品」なのです……。
名作として一般社会に受け入れられるのは100年後くらいかもしれませんね。というわけで買いです。間違いなく買いです!!
by abchawaii
| 2005-03-11 01:07
| お勧めミステリ本