ミステリ書評&水草水槽


by abchawaii
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「著者略歴」

d0000602_102890.jpg「著者略歴」
(ジョン・コラピント・著/横山哲明・訳/ハヤカワノヴェルズ/1980円)



≪間違いなくおもしろい【大どんでん返し】ミステリーの最上位》に位置する傑作です。

あらすじは---事故死した友人の小説を勝手に自分が書いたと偽って発表したら、大ベストセラーになってしまい、やがてある人物の登場により見事な転落人生が始まる…という結構ありきたりな感じなんですけどね。でも、でも……!! おっとネタばれになるといけないのでここから先は書けません。事件が次々に起こってもうだめかとハラハラさせられて、まあ、単行本価格分のお金を払う価値はありました。
なかなか文庫にならないので・・・もしかしたら文庫化されないかも? なぜ? 文庫が出たら即買いお勧めします。

ハリウッドメジャーで映画になる話があったはずだけど、その後どうなったのかな~?
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# by abchawaii | 2005-03-11 01:00 | お勧めミステリ本

「源にふれろ」

d0000602_0472376.jpg「源にふれろ」
(ケム・ナン著/大久保寛訳/早川書房ハヤカワミステリ文庫)


ここ1-2年の間で読んだ海外ミステリの中で「ベスト10入り間違いなし」の傑作です。
内容は、ひとことで言えば「胸を突く青春小説」とでもいったところでしょうか。無垢な少年が、あることをきっかけに家を出て、世間の表や裏を経験しながら前へ前へと進んでいく話です……。といっても麻薬ドラッグあり、暴力ありで、めちゃめちゃになっちゃったり(されちゃったり)。少年から大人へと変わっていく主人公の姿に「体の傷よりも心の傷のほうが痛いんだよねやっぱ」なんてセンチメンタルな気分になってしまいます。

1986年に刊行されて以降、なんと、18年も経って初めて文庫化された~というかなり特異で貴重な名作なのですが……まあ、そのおかげで私はこの本と出会うことが出来たわけで。文庫化がなかったら知らないまま一生を終えちゃうとこでしたよ早川書房さん。早川書房様。ああ、ありがたや。

昔大ブレイクした村上龍さんの「限りなく透明に近いブルー」という作品と似てるな~という印象があったので、もしかして村上龍さんってば~これパクッちゃったのかな~なんて思い、双方の出版された年月日を比べてみたら---ごめんなさい、村上龍さんのほうが先でした。。。
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# by abchawaii | 2005-03-11 00:47 | お勧めミステリ本